4月28日(月)米、自動車船に入港料 新たな貿易障壁
📰今日のニュース
今日はアメリカの新たな「関税」について。
💹マーケット

☝️一面のワケ
米国市場に参入している自動車メーカーに入港料という新たな「関税」が適用される可能性が出てきた。
📚目次
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新たな自動車関税
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トランプ氏の狙い
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割りを食うのは米国市民
🪅ポイント
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実際に想定されている通りのことが行われれば1回の運送で約1億円とちょっとの追加コストとなる
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トランプ政権としては自動車産業と造船業の国内回帰という一挙両得の案だと思っている可能性が高い
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現在のアメリカの状況で造船業を復活させるのはハードルがかなり高い
🎹イントロ
朝から記事を読んで笑ってしまいました。
「関税」が一定行き詰まったら次は「入港料」と。
よくもまぁそんなに次々と思いつくものだなと感心します(褒めてはいません)。
以前も書きましたがトランプ氏はかなり単純化して世界を見ているような気がしていて、「余計なコストがかかるならそのコストを回避するのが当たり前だ」と考えています。
関税は確かにコストですが企業としては生産基盤の移転をするということは工場等のハード面だけでなく、人材の雇用や教育などソフト面でのコストも発生します。
米国市場は無視できない巨大市場なのは間違いありませんが、とはいえ、次々と新たな方針を打ち出してくるため「どこまで対応すれば十分なのか」がなかなか見極められません。
「また変更があるのでは」と疑心暗鬼が募れば中長期的な計画が立てられず投資も活発には行えなくなります。
トランプ氏はこのあたりを見誤っているのではという気がしてなりません。
ひとまず、今回の「新たな関税」がどのようなものなのか、また狙いはなんなのかを見ていきたいと思います。
🚢新たな自動車関税
自動車運搬船とは、多数の自動車をまとめて輸送するための専用の大型貨物船です。